太陽と月
「おまえクラスどこ?てか名前は?」


隣りに並ぶと上から、ふいに声が降ってくる。


「1‐Cの名前は…西島萌音です」


あたしは吃りながら答える。


「俺は3年の柳颯太。よろしくなぁ〜」


柳颯太…先輩?


どっかで聞いたような…。



あたしが考えてるうちに教室まで着いていた。


ドアを開け2人で教室に入ると柳先輩に視線が注がれる。


「柳先輩だ!」

「きゃぁ〜颯太先輩だぁ!!」


男子も女子も一斉に騒ぎ出した。
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