太陽と月
風を感じる。


生温い風も単車を走らせてる間は心地いい風に変わるんだ。




俺は、さっきの母親の泣き声が頭から離れないでいた。




いつから家が居心地の悪い場所になったんだろう?




俺、何したっけ?




…考えるだけ無駄だと思った。




何も考えずに今は颯太との待ち合わせ場所に急ごう。


俺は、ひたすら単車を走らせた。



待ち合わせ場所のコンビニに着くと駐車場でアイスを食ってる颯太が見えた。


「待ちくたびれたぁ〜」


こいつって本当に自由人。
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