太陽と月
まだ学校には仲間がいる。


空笑いでも笑っていられる自分がいた。


そんな自分は好きじゃないけど唯一存在を認められてるような気がしたんだ。






4時間目の終了のチャイムが鳴ると同時に教室の後ろのドアが開いた。


「ちぃ〜っす!」


そこに現れたのは中学からの仲間の1人、颯太〈ソウタ〉だった。


颯太は学校には、ほとんど来ないが1番気の合う奴。


俺を見つけるなり声を掛けてきた。


「永遠〈トワ〉〜学食で昼飯食おうぜ」


「久々に学校来たかと思えば飯かよ」


こんな自由奔放な颯太が好きだったし羨ましいと何度も思った。
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