太陽と月
肩までのカールされた栗色の髪。



クリクリした大きな瞳。



白く輝く肌。





「あれっ?柳先輩とぉ〜…この間の!?」


首を傾げ驚いてる顔が可愛かった。


まだキョトンとして俺達の顔を交互に見ている。


「萌音ちゃん久しぶりだねぇ〜。こいつの事覚えてる?」


颯太は俺に指をさしながら聞く。





「…覚えてますよ」





ただ一言だけ言い笑った。





その笑顔が俺の中の闇に光を差す。
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