太陽と月
この颯太の一言で俺達の距離が縮んだんだっけ?




ささいなキッカケで出会い君に恋をした。




こんな柔らかい気持ちになったのも初めてだった。






俺達は昼飯を一緒に食べる約束をして別れた後、屋上にいた。


「おまえさぁ、いくらなんでも突然すぎねぇ?」


「そうかぁ〜?」


別に気にする様子もなく屋上に寝っころがりながら煙草をふかす颯太。


俺も煙草に火をつけ煙を吐き出す。


俺達に、それ以上の会話は無かった。




お互い何となく気付いてたのかもしれない…。
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