太陽と月
萌音は驚いた顔をしてる。



大きな瞳をさらに大きくして。



でも瞳を逸らそうとはしない。



そして…。








「あたしが坂下先輩の光に、なっていいんですか?」








意外な答えが返ってきた。



きっと困った顔をしながら断られるんじゃないかと思ってたから。




「俺と付き合ってって意味だよ…?わかってる?」



俺は信じられなくて、もう1度聞いた。



「…はい///」



萌音は恥ずかしそうに、けど強く頷いてくれた。
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