幼なじみは恋ドロボー!!
あたしがお化け屋敷を嫌いな理由。
小学生の時に行った夏祭り。
陽翔に連れられて入ったお化け屋敷。
地元の夏祭りだからってナメてかかったのが最後。
やたらクオリティが高くて小学生のあたしは大泣き。
近所のおじさん達が面白がってかなりしつこく追いかけ回されたのをかろうじて覚えてる。
でも陽翔が泣きまくるあたしの手をしっかり握って
『大丈夫‼俺が陽菜を守ってやるから』
あの時だけは陽翔がヒーローに見えたっけ(笑)
あれからどんなに誘われてもお化け屋敷だけは避けてきたのにまさか高校最後の年にお化け屋敷をやることになるなんて…
まぁ、今回は入る方じゃないのがせめてもの救い。
何が楽しくてお化け屋敷なんか…
肩を落としてるあたしを見て陽翔が言った。
『陽菜、怖くなったら俺が守ってやるよ』
『ばっかじゃない‼あたしが怖いわけないでしょ』
『ならいいけどさ』
何なのよ‼
笑顔でサラッと余裕を見せる陽翔に一瞬ドキッとしたあたしは悪態をつく。
昔のことを思い出してちょっと陽翔がヒーローに見えたような気がした。
でもあんな小さい時のこと覚えてるわけない。
小学生の時に行った夏祭り。
陽翔に連れられて入ったお化け屋敷。
地元の夏祭りだからってナメてかかったのが最後。
やたらクオリティが高くて小学生のあたしは大泣き。
近所のおじさん達が面白がってかなりしつこく追いかけ回されたのをかろうじて覚えてる。
でも陽翔が泣きまくるあたしの手をしっかり握って
『大丈夫‼俺が陽菜を守ってやるから』
あの時だけは陽翔がヒーローに見えたっけ(笑)
あれからどんなに誘われてもお化け屋敷だけは避けてきたのにまさか高校最後の年にお化け屋敷をやることになるなんて…
まぁ、今回は入る方じゃないのがせめてもの救い。
何が楽しくてお化け屋敷なんか…
肩を落としてるあたしを見て陽翔が言った。
『陽菜、怖くなったら俺が守ってやるよ』
『ばっかじゃない‼あたしが怖いわけないでしょ』
『ならいいけどさ』
何なのよ‼
笑顔でサラッと余裕を見せる陽翔に一瞬ドキッとしたあたしは悪態をつく。
昔のことを思い出してちょっと陽翔がヒーローに見えたような気がした。
でもあんな小さい時のこと覚えてるわけない。