光と闇
でもやっぱり現実。
今も2年間海が眠り続けてる。――それが現実。親が近くにいない。どこにも…――それが現実。受け止めなければこの先生きていけない。
私は“自分”と“海”の命を授かっている。
だからあたしは必死にここまで生きてきた。
そう、圭太に話すと…
「頑張ったな…!」
その言葉がどれだけうれしかったか…どれだけ心強かったか…どれだけ生きる希望をもらったか…。
「海ちゃんはきっと…きっと目覚めてくれる!!だから心配すんな!お前は笑ってりゃあいいんだよ!」
「う…ん」







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