指先カウントダウン
日直の声で高校生活初の授業が始まった。



初回の授業なのもあって、先生の話はほとんど自己紹介みたいなものだった。



けれど、おじいちゃん先生の話はやはり長くて少し眠くなる。


退屈だなぁなんて思いながらわけもなくシャーペンをいじっていると、突然頭に何かが当たった。



いてっ、なんて思いながらふと机を見ると。




…紙?




小さく折りたたまれたノートの切れ端のようなものが机にのっていた。



とりあえず開いてみる。



『おじいちゃんの話、長くね?』









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