幸せは名もない1日につまっている
シーン4 恵(メグ)
恵のモノローグ。
恵 「朝、ベッドから起き上がるとカーテンが透けて外が見えた。
今日はいい天気だ。
タオルからほんのりフローラルな香りがする。
母が柔軟剤を変えたみたい。
今日の目玉焼きは黄身が真ん中にある。
思わずケチャップでまつ毛を書いた。
電車の中でベビーカーの赤ちゃんと目が合った。
手を振るとクシャっと笑ってくれた。
授業が10分早く終わった。
今日は日替わりランチに間に合いそう。
友達に貸していたCDが返ってきた。
お礼に紅茶のポイントシールが貼ってある。あと3点でマグカップだ。
駅を出たら空がきれいなオレンジだった。
今日は歩いて帰ろう。
父がテレビを見ていたので、一番風呂を譲ってもらう。
湯船がちょっと熱かった。
ベッドに入って電気を消すと、カーテンが透けて月が見えた。
明日もきっといい天気だ。
幸せは名もない1日につまっている。」
完
恵 「朝、ベッドから起き上がるとカーテンが透けて外が見えた。
今日はいい天気だ。
タオルからほんのりフローラルな香りがする。
母が柔軟剤を変えたみたい。
今日の目玉焼きは黄身が真ん中にある。
思わずケチャップでまつ毛を書いた。
電車の中でベビーカーの赤ちゃんと目が合った。
手を振るとクシャっと笑ってくれた。
授業が10分早く終わった。
今日は日替わりランチに間に合いそう。
友達に貸していたCDが返ってきた。
お礼に紅茶のポイントシールが貼ってある。あと3点でマグカップだ。
駅を出たら空がきれいなオレンジだった。
今日は歩いて帰ろう。
父がテレビを見ていたので、一番風呂を譲ってもらう。
湯船がちょっと熱かった。
ベッドに入って電気を消すと、カーテンが透けて月が見えた。
明日もきっといい天気だ。
幸せは名もない1日につまっている。」
完