distiny〜 失われた過去〜
「じゃあ・・・場所は

あまり人目のつかない場所が良いですよね・・・

僕のマンションじゃ 具合
悪いかな・・・?」


一瞬 戸惑う桜子だが

足立のような良い人なら


安心できる気がし


OKと言った。



「じゃ 僕の家なら

時間は桜子さんの来れる時間で構わないので・・・」

「ハイ・・・」


二人は約束の日を決め電話を切った。


桜子はふぅーっとため息をつくと


背後に晴子が立っていた。


「誰から?」


桜子は咄嗟に嘘をついた。


「早紀の保護者の方からで・・・

親睦会のお知らせで・・・」


「暇人な集まりの人達の会・・・

本当・・・くだらない・・・

アナタも行くつもり?」


「ハイ・・・」


「気楽な身分で本当 羨ましいわ・・・」


晴子は嫌みタップリな言い方をして その場を離れた。




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