distiny〜 失われた過去〜
明くる日 早速 足立へ連絡をする桜子


「そうですか・・・良かった・・・じゃ 僕も友人に連絡するんで

また 日にちとか連絡しますね・・・

とにかく頑張りましょう」


「ハイ・・・有難うございます。」


足立の優しさが痛いほど心に伝わる桜子であった。


そして・・・その夜・・・


徹が足立を自宅へ誘った。


「久しぶりに 家へ来ないか?旨い ワインが入ってな・・・」


足立は一瞬 戸惑ったが


平然を装い 徹の自宅へ向かった。


突然の訪問に桜子も動揺をしていた。


「あっ・・・足立さん・・・お久しぶりです・・・」


「久しぶりって・・・桜子・・・この前 足立に会ったんじゃないのか?」


「あっ・・・そうでしたね・・・すいません・・・」


「突然で悪いが・・・何かワインに合う美味しい料理 用意してくれないか・・・」


「あっ・・・ハイ」


「すいません・・・急にお邪魔して・・・ 」


足立は敢えて 平常心を装い ペコリと頭を下げ


徹と足立はリビングへ向かった。


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