distiny〜 失われた過去〜
「足立くん・・・今日はここまでしか無理よ・・・

でも・・・残酷・・・」


田渕はある程度 話しを聞き


興奮した桜子を落ちつかせる為に注射を打ち


眠らせた。


足立も桜子の過去に愕然としていた。


「目が覚めたら思い出されてるのか?」


「完全には思い出せていないはずよ・・・

思い出さない方が良いのかしら・・・」


「確かに・・・残酷だが・・・

一つ疑問があるんだ・・・

何故・・・

その場所に緑川がいたのか・・・?


助けた緑川が何故?


まだ・・・やはりその後の事も知るべきでは・・・」


桜子が催眠によって


語った過去は 残酷な桜子の過去であった。


数人の男性に車で連れさられ


白い建物の中で


白い白衣の着た 数人の男性に


暴行され 恐怖心で意識が薄れていく様子が語られた。


それは何日間か続き・・・


次第に記憶がなくなり


そこへ緑川に助けられた事を語った。


足立の疑問は その白い建物と


白衣の男性とそして緑川の存在がどうしても


気にかかった。


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