distiny〜 失われた過去〜
「どうだった?習い事は・・・?」


「えぇ・・・初めてなので・・・まだ 慣れませんけど・・・
でも・・・楽しかったですよ」


「そうか・・・まぁ 最初から 上手く出来ないだろう・・・

何人ぐらいいるんだ?」


徹がアレコレと聞き出してくる事に


桜子も頭の中でシチュエーションを描きながら答えた。


そして・・・ある事を思いついた。


「それが曜日によって

違うんですけど・・・


今日は20人ぐらい・・・

だったかしら・・・あっ!

アナタ・・・

あの・・・お願いがあって・・・」


「何だ・・・?」


「実は・・・来られてる教習生の方々 ほとんど

携帯を持ってらして・・・

曜日の変更とかも メールで

連絡 取りあったりされてるみたいで・・・

それで・・・

私も 携帯があれば・・・と思いまして・・・」


徹は複雑そうな顔を一瞬したが


「分かったよ・・・じゃ・・・
近いうちに買ってくるから・・・」


桜子はこれで 足立との連絡もスムーズに取りあえると心の中で思った。




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