distiny〜 失われた過去〜
緑川の元カノとの話しを終えて 携帯を開くと桜子からの着信に気付いた。


(こんな時間に・・・?


何かあったのかな・・・)


足立は心配になり 直ぐに桜子の携帯に電話をかけると・・・

「しばらくお待ち下さい・・・転送します」


いつもと違う感じに不思議に思いながら まつ足立


「_______」


「・・・・・・・」

するとそこに・・・


携帯の声は徹であった。


「やはりお前か・・・

桜子に何のようだ・・・

最近 頻繁にやり取りしてるみたいだが・・・」

徹の言葉に足立は言葉を失った。

「悪いが二度と桜子に近付くな・・・

例え お前でも・・・

桜子に近付く者は容赦しないから 覚えとけよ・・・

勿論 桜子もただではすまないけどね・・・」


「緑川・・・お前って奴は・・・何処まで根性が腐ってるんだ・・・

桜子さんには何もするな」


「ハハハ ハハハ・・・まるで恋人気取りな・・・


バカバカしい・・・」


そう高笑いすると電話が切れた。


「モシモシっ・・・緑川・・・」


ツゥ・・・ツゥ・・・ツゥ・・


また電話をかけ直すと


「デンパノトドカナイバショカ

デンゲンノ・・・」


「ったく・・・」

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