distiny〜 失われた過去〜
桜子もホッとした感情が涙に変わり足立の腕の中に包まれていた。


安らぎの空間も一瞬で打ち砕かれた。


足立の携帯が鳴った。


富美子からであった。


「安西と・・・早苗さんが・・・」


「えっ・・・そんな・・・」


足立は電話を切り 茫然と立ちすくんだ。


「何かあったんですか・・・?」


「・・・桜子さん・・・

アナタのお父さんと・・・

早苗が自殺したって・・」


「えっ・・・」


「とにかく・・・富美子さんの所へ行きましょう」


足立は田渕に早紀を頼み


桜子と二人 富美子の元へ向かった。


「富美子さん・・・」


「桜子・・・足立さん・・・」


「何故・・・心中なんて・・・」


「私が追い詰めたのかも・・・だから・・・」


突然 泣き出す富美子


「あれから何かあったんですか?」


「家まで行って 全てを話してもらって・・・

その後 帰ったんだけど

その後・・・


遺書とこの事件を全て明らかにした内容が・・・



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