† トータル †
って、オッケーしていないんだけど?
なんか付き合う前提?
断れないぞ・・・この状況。
後ろの織子、左隣の美雨、斜め後ろの杏奈を見ると。
織子はチラリとこっちを見て、再び読書。
美雨は何故かニヤニヤ笑っている。
杏奈には、ギロリと睨まれた。
杏奈さん?怖いよ?
「よろしくね、ミカ」
ちゃん付け消えた。
ってか、よろしくね?
私オッケーもノウも言っていないんだけど?
何がよろしくね、だよ馬鹿野郎!
勝手に話進めるんじゃねぇよ!
なんて心の声は、智也くんに聞こえない。
私は、
クラス一人気な男子生徒と、
付き合うことになりました。