"アタシ"
ードンッッー

「あ"〜…うっせーな。おれねみーんだけど…」

ここの学校の壁新しいからかなり丈夫なはずなのに絶対壊れたというレベルの音で壁を殴る音と共に飛んでいた意識がハッと戻った。

「…てお前めっちゃ泣いてんじゃん。そうゆうの好きなんじゃねーの?」

その少年一言で私が泣いていることにも気づいた。

「…そんなッ…そんなわけあるわけないじゃないッ…やだッ…やだやだやだ!やだよッ!だれかッ!だれか!だれか!助けて!助けて!」

私は無我夢中で叫んでいた。
目の前にはこの学校中探しても居ないくらい強そうな人がいるのに。
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