生徒会に告ぐ!
「出来るって言うかさ、絶対にやらせるよね〜?」

「知らん…」

「一応しておくよ」



口々に言いたい放題言う三人組。




「…貴方はどうなのよ…?」



念のため黒にも聞く。



「…言わない」



何なのよ一瞬の間は…



「で、私が“元”何だか知りたいんでしたっけ…?」

「あぁ…で、何なんだよ」

「貴方達は、“游尾”って知っているかしら…?」

「…西の奴らか?」

「えぇ…」



“游尾”。
神出鬼没の愉快犯の奴らが集まる“チーム”だと言われている。



「それがどうした」

「私は去年まで、游尾のトップだったってワケ」



一瞬の躊躇もなく言う。

一瞬でも躊躇ったらだめだ。

すぐにあの過去に引き戻されてしまうから。



「…だからか。匂いが似ていたのは…」

「翔。どうするの…?」



勝手に会話を進める黒と青。



「何を話してるのよ」

「じゃあ、決まりだね


「あぁ…」

「悠梨ちゃん。
 生徒会に入って…?」
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