生徒会に告ぐ!
気になり上を見上げてみたら…



「七里 悠梨さん?」



誰だコイツら。

それが私の中の第一印象。

そもそもどうしてあなたたちが私の名前を知っているのよ。

ネクタイ…はしてないから学年は分からないが多分先輩だろう。



「…どちら様でしょうか…?」



一人はとてつもなくめんどくさそうな顔をしてい茶髪。

そんな顔をするなら来ないでくれないかしら。

もう一人は、胡散臭い笑顔でニコニコ笑う銀髪。

気持ち悪い位に笑っているわね貴方。

それぞれに一言ずつ文句をつけていたら…



「俺らの話聞いてんのかよ…?」



不機嫌な茶髪が問いただしてきた。



「聞いてますけど…?」



眉間の皺が凄いわね茶髪。

銀髪はニコニコニコニコ鬱陶しいわ…



「七里 悠梨だな…?」

「そうですけど?」



眉間の皺が増えないうちに答える。



「ちょっとついてこい」

「それは無理です」



私の言葉にいつの間にか廊下にいた生徒や教室の生徒が驚き騒ぎだす。

そんなにすごいのか…?

この二人は…



「何故だ…?」

「何故って貴殿方に自由を奪われる権利はありませんから」



この二人目が点になっている。

きっと自分たちが断られるなんて思っても見なかったのだろう。
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