生徒会に告ぐ!
「…貴方達は誰ですか…?」
この質問はヤバかったのか、明らかに廊下と教室の空気が変わった。
しかしその空気は直ぐにぶち壊された。
飄々とした青髪によって…
「転校生だから、知らなくて当然かもね。
そのうち分かるけど」
ニヤリと妖艶に狐を描くアイツの唇に無性に腹がたった。
その姿が一瞬あの男と被って見えたからだろう。
人生の中でアイツだけは、赦せない…
だけど…一番愛してた。
気がついたら茶髪は歩き出し、周りには生徒がいなくなっていた。
「…何で他の生徒がいないのよ…」
「あぁ、それはね…」
次の瞬間爆弾が投下された気がした。
「ここは、“俺達の”校舎だから」
ナニイッテンノ…?