あの空に輝く太陽のように
ひでちゃんはこう言っているけれど、顔は辛そうな表情だ。

私は無理矢理笑顔を作って、

「ひでちゃんがそういうなら大丈夫だよね!!
心配して損しちゃったー!!笑笑」

「あ、そうだ。
俺たち道に迷ったから家まで連れて行ってくれない?」

私にはひでちゃんが話題を変えようとしていたのがわかった。

あの頭のキレるひでちゃんが道を忘れるはずがない。

小さい頃もテーマパークで迷子になった私を探し出して手を引いてくれたことがあった。

この話にはあまり触れてほしくないんだね…。
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