【短編】さよならなんて言えなくて
【友達】でいる期間が長かった私たち二人。
でも、【恋人】って言葉を意識するようになっちゃって‥
一緒にいてもお互いなんだか妙に気を使っちゃって、ぎこちなかった。
悠真は周りの友達に冷やかされる度に、照れて顔を赤くして、
「うるせー」
なんて言ってた。
そう言う私もからかわれる度に悠真に負けないぐらい顔を紅くしていた。
すぐムキになって友達と子供みたいにじゃれ合う悠真。
そんなところも可愛くて大好きだったよ。