高校生の少年少女


「日向(ヒナタ)ぁー、くりーむぱんなかったぁぁ。」


私、壱梨(イチナシ)高等学校2年若木 奏太(ワカギ ソウタ)。

こんな名前でも列記とした女の子です、


「あ?まじか、それは残念だったな。ホレ、俺の半分やるよ。」


彼は同じく2年の古木 日向(フルキ ヒナタ)。

私の幼馴染みで家が隣の男だ。

私たちは、ただ名前がおかしいってだけじゃない。

私はカッコいい顔立ちに女の子らしい性格と低身長。

日向はかわいらしい女の子みたいな顔立ちにカッコ良く、男らしい性格で高身長。

私たちは、性別を間違えて生まれてきちゃったのかもしてない。

名前の言い訳をするならば、私たちが生まれて、まだ病院にいるとき。


『奏太くーん、』
『日向ぁー』


二人の母がそう呼んだらしいのだけれど、

奏太に反応したのが私で、日向に反応したのがあいつだった。

そこから、私たちは名前を交換することになったのだ。



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