高校生の少年少女
そこに日向の思いもよらぬ一言が。
「奏太。その手紙、なに?」
あ、しまった。
と後悔してももう遅い、手紙をとられた。
「奏太。これ、どう言うこと?俺の奏太が告白・・・・された。」
日向さん目ぇ怖いです。
そんなにおこらなくてもいいじゃん。
「かえせっ!ちゃんと断ったよ?心配しないで。」
そう言うと、また私の頭に手を置いてきた。
「そっか、お前も告白されるようになっちまったんだな。」
「なにさ、されちゃいけない?」
思いっきりにらんでやった、
「べっつにぃー、そんなことじゃねぇけどさ。」
「日向はね、寂しいんだよ、奏太ちゃんが告白されて。」
ふーん、
と、日向の顔を見る。
「こっちみんな!」
頭に手をおかれくしゃくしゃされた、
「だからやめてってば、くしゃるの。」