Dear Song
あたしと奏が出会って、もう2年以上経つんですけど、、、


今まで、奏はあたしのことをなんだと思ってたのよ!!


「奏。ヒメは、今高3。お前の2つしただろ」

「伊吹も知ってたのか?ヒメが高校生だって?」


伊吹の言葉に、奏が聞き返す。


「あたしも知ってたけど?むしろ、なんで奏は知らないのよ」


そんな奏に、瑠奈は呆れたように言う。


「知らねぇもんは、知らねぇよ。俺は、高校中退のフリーターだと思ってたし」


高校中退のフリーターって、、、


奏の目に、あたしはそんな風に映ってたんだ。


「奏じゃないんだから、ヒメは高校中退なんてしません。全く。てか、Jeunesseのボーカルちゃんとベースくんと同じ学校だったってのは、初耳なんだけど」

< 122 / 392 >

この作品をシェア

pagetop