Dear Song
「でも、、、どんな形でも、LanatureのDAIに会わせてくれて、ありがとう。チャキ」


瑠奈は、フッ。と、笑みを溢した。


「さぁ、良い時間だ」


伊吹が服を正し、立ち上がる。


そんな伊吹に続き、あたし達も立ち上がり、円陣を組む。


「Summer Liveなんて、これが最初で最後かもしれねぇ。今まで以上に、最高なライブにしようぜ」


伊吹の言葉に、返事をする。


__コンコンッ__


「そろそろ、準備お願いします」


ドア越しにスタッフさんに言われ、あたし達はステージに向って歩みを進めた。


夏真っ盛りの今。


日が落ちても、暑い。


それにも関わらず、たくさんの人が集まっていた。

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