Dear Song
何時間にも感じるし、本当はたった数分なのかもしれない。
時間の感覚さえ、あたしには良くわからなかった。
「ふざけんなよ!!」
急に、診察室から聞こえてきた兄の怒鳴り声。
それに、兄の怪我の様態は相当悪いんだとわかった。
重い体を引きずるように、あたしはゆっくりと診察室のドアを開けた。
「手術なんか、するわけねぇだろ!!」
兄がお医者さんに、食って掛かる。
いつも温厚な兄にしては、珍しい光景だ。
お医者さんがあたしに気付き、看護師さんの顔を見る。
「百瀬さんの、ご家族の方です」
看護師さんが、あたしのことをお医者さんの説明する。
「君からも、言ってくれないか?手術、するように」
お医者さんが、あたしに言う。
時間の感覚さえ、あたしには良くわからなかった。
「ふざけんなよ!!」
急に、診察室から聞こえてきた兄の怒鳴り声。
それに、兄の怪我の様態は相当悪いんだとわかった。
重い体を引きずるように、あたしはゆっくりと診察室のドアを開けた。
「手術なんか、するわけねぇだろ!!」
兄がお医者さんに、食って掛かる。
いつも温厚な兄にしては、珍しい光景だ。
お医者さんがあたしに気付き、看護師さんの顔を見る。
「百瀬さんの、ご家族の方です」
看護師さんが、あたしのことをお医者さんの説明する。
「君からも、言ってくれないか?手術、するように」
お医者さんが、あたしに言う。