Dear Song
あたしにとって、そんな瑠奈の第一印象は「良く笑う人」だった。


常に笑顔で、人懐っこくて、誰にでも好かれる人なのだろう。


そんな瑠奈が、少しだけ、、、羨ましかった。


「この曲知ってる?後、これは?」


そう言い、次々にあたしに尋ねてくる。


そして、あたしが、、、


「はい」


そう答えると、次々に曲を入れていく。


カラオケ屋に来て、1時間が経った頃。


1度、瑠奈は席を外した。


あたしはふぅ~と、一息つく。


何曲も歌わされたせいで、少し疲れた。


そんなことを思っていると、瑠奈が再び部屋へと戻ってくる。


そして、そんな瑠奈に続き、2人の男の人も入ってくる。

< 15 / 392 >

この作品をシェア

pagetop