Dear Song
DAIは申し訳なさそうに、顔を歪ませる。


「悪い」


DAIは話を始める前に、深々と頭を下げる。


それにメンバーは、これから良くないことを話される。


そう、瞬時に悟った。


「謝る前に、全部話せ。謝るのは、いつでも出来るだろ」


TAKUYAはDAIの肩を、ポンッ。と、励ますように叩いた。


「、、、怪我、しちまった。今回の全国ツアーも、、、出れそうにねぇ」


DAIは申し訳なさ過ぎて、顔を上げることが出来ず、、、


俯いたまま、話し出す。


誰1人咎めることもせず、DAIの話を聞く。


全ての経緯を話し終え、DAIは、、、


「いつ、、、また一緒に出来るかわからねぇし。新しい、、、ドラムを入れた方が良い」


そんなことを、口にした。

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