Dear Song
「良いことも、悪いことも、一緒に乗り越えて行くのが仲間だろ。何当たり前のこと、見失ってんだ。DAI」

「ホント、だな」


TAKUYAの言葉に、DAIは本当に最高な仲間を持った。と、思った。


「変だとは、思ったんだよ。Summer Liveのお前のドラム」

「いつもの、DAIの演奏じゃなかったからな」


SATOとTAKUYAは、そんな会話をし出す。


「気づいてたのかよ」

「気づかねぇ方が、おかしいだろ」


DAIの言葉に、AKIRAは「当たり前だ」と、でも言うように答えた。


「で、お前が助けた妹ちゃんは、怪我してなかったのか?」


TAKUYAは、DAIに尋ねる。


「チャキは、大丈夫だった」

「守れてよかったな、DAI」


TAKUYAは、安心したようにDAIに微笑みかけた。

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