Dear Song
カッコよくて、憧れで、、、


兄の背中に、いつも追いつきたくて、、、


だけど、いつだって兄はあたしの前を歩く人。


だからこそ、今も、、、兄はあたしの尊敬する人なんだ。


「ありがとう。あたしに、今の音楽を教えてくれて」


恥ずかしげもなく、あたしは兄にお礼を言った。


そんなあたしに、兄は一瞬驚いたような顔を見せた。


「お礼なら、俺と同じ場所に立ってから言え。俺らLanatureは、まだまだ上に行く。早く来ねぇと、置いて行くからな」


そんな言葉を、兄はあたしに向けた。


「今はちょ~っと、休息中なだけで。いつまでも、待てねぇからな」


まだまだ掛かるであろう、リハビリ。

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