Dear Song
平凡で、極当たり前になった。


兄との、生活。


その生活が崩されたのは、次の日のことだった。


特にテレビを見ないあたし達は、自分の目ではなく、、、


朝からうるさく鳴り響く、兄の携帯によって、知ることとなった。


「なんだよ、TAKUYA」


気だるそうに、兄は電話を取る。


電話なので、相手が何を話しているか。


あたしには、わからなかった。


あたしは横目で、電話している兄の様子を伺う。


兄は、何を言われてたのか?


急に、顔色が険しくなった。


そして、携帯を片手にテレビをつけた。


朝と言うこともあり、芸能情報が流れている。

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