Dear Song
「深刻そうな顔して話すから、何かと思ったら、、、」

「バカなのか、お前」


瑠奈と奏は、呆れたようにあたしのことを見る。


「Libreは、誰か1人のモノじゃない。みんなのモノ。チャキが抜けたら、Libreじゃないんだよ?」


、、、瑠奈。


「俺ら4人で、Libreだ。迷惑とか、そんなの気にしてんだったら殴るぞ。何、1人で抱え込んでんだよ。1人でウダウダ悩んで、勝手に答えだしてたら、ヒメのこと信じられなくなるとこだったぜ」


、、、奏。


「ヒメ。まだ、話すことがあるんじゃないか?」


伊吹は、あたしのことを諭す。


それはきっと、デビューの話しだろう。


今まで隠していたのに、伊吹はこっそりあたしに教えてくれた。

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