Dear Song
普通の高校生
うるさいアラームで、目が覚める。


また、1日が始まる。


あたしのことを起こしてくれるような人も居なければ、ご飯を用意してくれる人も居ない。


それは、中学の頃からのことで、、、


あたしの親は、子供に興味がないのだろう。


お父さんもお母さんも、興味があるのは自分の事だけ、、、


そして2人にとって、1番大事なのは世間体。


そんな両親に感謝することもなければ、酷い親だと思うこともない。


毎月学費は払ってくれているし、生活費だってくれる。


だから、お金に不自由することもない。


好きなことも出来るし、好きなものだって買える。


だけど、、、


あたしの心は、いつだって満たされてくれない。

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