Dear Song
それは、今のLibreのことを言っているのだろう。


悠夢だって、あたし達Libreが、今ロクに活動を出来ていないことを知っているだろうし。


それで居て、あたしに聞いているのだろう。


あたしは悠夢の言葉に、苦笑いを浮かべた。


「大丈夫、では、、、ないかな?」

「、、、だよね」


悠夢は困ったように、頭を掻く。


「でもね?みんな、前を見てる。前だけ、見てる。また「絶対に、ステージに立つ」って、「今までよりも、大きな会場で、ライブする」って、練習は今まで以上にしてる。時間も出来たし」


そう、今のLibreの状態を、あたしは悠夢に話した。

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