Dear Song
その、迷路のゴールを見つけられる人間は少なくて、、、


たどり着ける人も、限られた人だけ。


だとすれば、奇跡を起こせる人間は、、、


それだけ、相手のことを想い、何年も迷路の中を彷徨い、くじけず、、、


ゴールを信じて、歩みを止めないのだろう。


そんな人にだけ、、、


神様は、ゴールを与える。


そんな人だからこそ、、、


「奇跡」と言う、ご褒美をプレゼントしてくれるのだろう。


美郷のことを、応援してしまった手前、、、


悠夢に「頑張って」とは、言えない。


だから、あたしは、、、


「その子に、いつか届くと良いね?」


悠夢のことを「好き」になって、美郷に「諦めろ」とは言えない。


だから、せめて、、、


美郷に、悠夢の気持ちが届くことを願った。

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