Dear Song
「そっか」


瑠奈が、残念そうな顔をする。


「早く披露したいけど、あの曲は俺らが歌詞付けるより、ヒメの感性で付けた方が良いモノになるからな」

「ごめん」


奏の言葉に、あたしは謝罪の言葉を口にする。


「誰もヒメのことを、責めてねぇよ。だから謝るな。俺らは最高の曲を作る、だからヒメはその曲を最高の歌にしてくれ。ヒメがイケると思ったら、俺らもいつでもイケるようにして置くから」


伊吹はそう言い、あたしの背中を押してくれる。


「ありがと」


あたしの言葉に、3人が頷く。


「さ。明後日のライブのために、練習しますか!」


その、奏の言葉であたし達は練習を始めた。

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