Dear Song
ラスト、チャンス、、、


確かに、そうなのかもしれない。


「なんで、ラスト?」


瑠奈が、兄の言葉に首を傾げる。


「知らないから、、、あたしが、バンドやってること。両親は、、、」


まだ、みんなに両親のことも話していない。


「反対でも、されてんのか?」


奏は、なんとなく想像が着いたのか。


そんなことを、あたしに聞く。


「反対なら、まだ可愛い方だ。バンドやって「大学に行かない」なんて言ったら、親に勘当される。チャキの場合は、「バンド」なんて言葉が出た時点で、、、海外行きか?」


勘当とか、海外とか、、、


普通の高校生の親からは、想像の出来ない言葉だ。

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