Dear Song
正直、、、嬉しかった。


でも、驚きの気持ちの方が大きかった。


あたしは、、、いつから、悠夢に想われていたのだろう。


そんなことを考えてみるが、答えが見つかるわけじゃない。


「、、、ありがとう」


小さくなっていく、悠夢の背中にそんな言葉を向けた。


その言葉が、悠夢に届くことはなかったけど、、、


だけど、、、


今は、悠夢にそんな事しか言えないから、、、


それで、良かったのかもしれない。


それに、今のあたしにとって1番大事なモノは、Libreだ。


そして、今日の文化祭Liveを成功させることだ。


あたしは必死に頭を切り替え、体育館へと足を向けた。

< 266 / 392 >

この作品をシェア

pagetop