Dear Song
その後、あたしは歌詞を書いては消し、消しては書きを繰り返した。


そして眠りに付いたのは、明け方で、、、


再び目を覚ました時には、お昼になっていた。


ヤバい、完全に遅刻だ。


学校に行かないと言うのは、流石にヤバいと思い、、、


急いで準備をし、いつも地味な子になる。


鞄を手に、走って学校へと向った。


教室に向う前に、１度職員室による。


「すいません。ちょっと、具合が悪くて」


担任に、そんな嘘を付く。


「百瀬。無遅刻無欠席のお前が遅刻なんて珍しいと思ったが、具合が悪いなら休んでも良いんだぞ？」


優しい言葉をくれた担任に、少しだけ申し訳なくなる。


「もう、大丈夫なんです。連絡もしないで、すいませんでした」


いろんな意味で、謝罪の言葉を口にし、あたしは自分の教室へと向った。

< 28 / 392 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop