Dear Song
どんどん、悪い方へ、、、悪い方へと、、、


あたしの思考は、進んでいく。


「もし、、、今回がダメだったとしても、また、、、次があるよね」


瑠奈も、あたしと同じ事を考えていたのか?


そんな言葉を口にした。


「ね?」


そう、みんなに同意を求める、瑠奈。


それに、あたしは弱々しい笑みを見せることしか出来なかった。


瑠奈の言うように、あたし達Libreに、、、次なんて、あるのだろうか?


ライブすら、まともに出来ていないあたし達に、、、


このまま、やっていても、、、


誰の目にも、止まることがないのではないだろうか?


このまま、、、埋もれて、あたし達の音楽は消えて行くのかな?


あたしは、そんなことを思っていた。

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