Dear Song
、、、おめでとう?


、、、デビュー?


「それって、、、」

「お前ら、デビュー出来るぞ」


その兄の言葉に、あたしはみんなと顔を見合わせた。


驚きと、現実味のない話。


「だ、DAIさん。それって、、、本当、なんですか?」


奏が兄に、尋ねる。


「嘘言って、どうすんだよ。まぁ、ちょっと、勿体付けたけど」


、、、嘘。


あたしは近くに居た、瑠奈と抱き合う。


「夢?」


そう聞く瑠奈に、、、


「たぶん、違う」


あたしは、そう答えた。

< 294 / 392 >

この作品をシェア

pagetop