Dear Song
「出て行きなさい。もう、、、あなたの顔なんて、見たくもない」


あたしに背を向け、お母さんはそんな言葉をあたしに向けた。


「あなたも大も、あたしの子供じゃない。赤の他人」


親らしいことを、何してくれなかった、お母さん。


でも、そんなお母さんに言われた「他人」と言う言葉に、酷く傷つく。


「お金も学費も、これ以上払う気もない。それでも学校に行きたいなら、自分で何とかしなさい」


アルバイトをしているわけでもないのに、お金があるわけでもない。


生活をしていくのも、困難になるだろう。


それなのに、学校に行けるわけない。


「もう、あなたに会うことはないわ。だって、あなたは、、、”赤の他人”なんですもの」


今日、2回目の、、、その言葉。

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