Dear Song
全て、洗い流してくれるだろうか?


そしてあたしは、明日、、、笑えるだろうか?


、、、わからない。


だけど、、、


「笑え、あたし」


そう、自分に言い聞かせる。


いつか来る、明日のタメに、、、


嘘でも、無理にでも良いから、、、笑え。


心から、いつか笑えるように、、、笑え。


自分で、決めたんだ。


どっちを選んでも、後悔はしたんでしょ?


だから、少しでも後悔が少ない方にしたんでしょ?


だったら、泣くな。


泣いてたら、イケない。


自分の手で、涙を拭う。


そして、見えてきた自分の家。


兄がもう、帰って来ているのか?


部屋には、灯りが見える。

< 323 / 392 >

この作品をシェア

pagetop