Dear Song
そんな日々を過ごしていた、あたしに、、、


「百瀬。今月の学費まだなんだが?親御さんから、何か聞いてるか?」


担任が、尋ねた。


親と勘当した。なんて、言えるわけない。


「すいません」

「いや、百瀬が悪いわけじゃないからな」


担任は、苦笑いをする。


「何度も親御さんに連絡してるんだが、忙しいのか?連絡取れなくてな」


取れないのではなく、両親はワザと取らないのだ。


あたしは、、、もう、両親の子供ではないから。


「百瀬は、気にするな」


そう言い、担任は教室を出て行く。


「学費も払わないで、学校に来れるって、どんな神経してるんだろう」


話を聞いていた生徒が、嫌味たらしく言う。

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