Dear Song
そういう、こと、、、か。


全て、頭の中で繋がった。


あたし、悪者だったんだ。


今のあたしに、学校に来る理由なんてない。


あたしが居なくなった方が、みんなの為にもなる。


それに、親の力も借りないで、学費を払って行く力なんて、、、


あたしには、ない。


辞めるなら、早い方が良いのかも知れない。


学校に来てる時間があるなら、もっと音楽にその時間を向けられる。


デビューの話だって、あたしが高校生だから。と、卒業後にして貰った。


残り、3ヶ月。


ここで、無駄な時間を過ごす必要なんか、あたしにはない。


調度、良かったのかもしれない。


あたしは自分の荷物を手に、立ち上がる。

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