Dear Song
「百瀬さん」


そんなあたしのことを、悠夢は引きとめる。


「美郷が泣いたのは、あたしに、、、原因があったのは、本当のことだよね」

「でも、それは、、、百瀬さんに、、、」

「いいの」


あたしは手にしていた鞄を、ギュッと握り締める。


「どうせ、学校、、、辞めよう。と思ってたから。調度、良かったの」

「でも、、、」

「あたし達、デビューするの。デビュー出来るの。だから、、、学校に来て時間があるなら、仲間と過ごしたいの」


次の悠夢の言葉を聞く前に、あたしは、、、教室を飛び出した。


向った先は、職員室。


「先生」


あたしは担任の元へと、足を運ぶ。


「どうした?百瀬」

「あたし、学校辞めます。今まで、ありがとうございました」


あたしは、担任に軽くお辞儀をする。

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