Dear Song
とても久しぶりに、兄の温もりを感じた。


兄の大きな手に包まれると、安心できた。


何もかも、大丈夫だ。


そう、思えた。


「もう、待たせねぇよ。すぐにまた、前を走ってやる」

「期待してる。あたし、疲れたから、もう寝るね?」


そしてあたしは、布団の中にへと足を運んだ。


壁を挟み、聞こえてくる兄のドラムの音。


それがヤケに心地よく感じ、あたしは夢の世界へと、、、落ちて行った。


とても長い時間、寝ていたのか?


起きた時、体は少しだけ軽くなっていた。


昨日。帰って来てそのまま寝てしまったから、お風呂にでも入ろう。


そう思い、軽くシャワーを浴びることにした。


お風呂に入ったおかげで、目が覚めた。

< 347 / 392 >

この作品をシェア

pagetop