Dear Song
最後のメロディが消え、あたしは緊張した面持ちで、、、3人の顔を見る。


、、、どう、だっただろうか?


「チャキ」


瑠奈が、あたしの名を呼ぶ。


「ヒメ」


奏も、、、


「ヒメ」


そして、伊吹も、、、


「「「サイコー」」」


3人のその言葉に、あたしの緊張は一気になくなる。


「、、、良かった」


その場に、ペタリと座り込み、、、


あたしの口から、そんな言葉が零れた。


「ヒメ。マジ、サイコー。サンキューな」


奏はそう言い、ガシガシ。と、手加減なしにあたしの頭をグシャグシャにする。


せっかく、セットしてきたのに、、、


そう思ったが、奏の言葉に何も言えなかった。

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